バックサーバ (Debian) への HDD 追加2010/01/04 21:20

早速、バックアップサーバにディスクを追加したので手順を書いておくことにする。

  1. 追加する HDD を PC に接続
    今回は、Secondary のマスターに接続されている DVD-ROM ドライブを外して、HDD を接続した。つまり、Secondary の Master に HDD を接続
    なお、この PC には物理的に HDD (3.5 inch ドライブ) が 1 台、光学ドライブ (5 inch ドライブ) が 1 台しか接続できないので、光学ドライブを外して、脱着式の HDD ユニットを接続した

  2. PC を起動して、接続した HDD がどのように認識されているかを確認
    # dmesg
    ~
    hdc: max request size: 512KiB
    hdc: 320173056 sectors (163928 MB) w/7936KiB Cache, CHS=19929/255/63, UDMA(100)
    ~
    
    hdc として認識されているようだ

  3. cfdisk で HDD の全エリアに 1 つのパーティションを作成
    Name   Flags   Part Type   FS Type   [Label]   Size (MB)
    ----------------------------------------------------------------
    hdc1            Primary    Linux               163921.61
    

  4. ext3 でフォーマット
    # mke2fs -j /dev/hdc1
    

  5. とりあえず、適当なところにマウントして、今のファイルを移動する
    # mount /dev/hdc1 /home/user/work/mnt
    # chown -R user.user /home/user/work/mnt  (← マウントしたディレクトリのユーザを変更)
    # su - user
    $ cd /home/user/mp3
    $ mv * /home/user/work/mnt
    ~
    

  6. 一旦アンマウントする
    # umount /dev/hdc1
    

  7. /etc/fstab を書き換えて、起動時に自動でマウントされるようにする
    # /etc/fstab: static file system information.
    #
    #                
    
    ~
    
    /dev/hdc1       /home/user/mp3  ext3    defaults        0       0
    ~
    

  8. マシンを再起動して /home/user/mp3 に追加した HDD がマウントされていることを確認



※ /etc/fstab の各フィールドの簡単な説明
  • <file system>
    マウントするブロックデバイスやラベル
  • <mount point>
    マウントポイント
  • <type>
    ファイルシステムの種類
  • <options>
    マウントオプション
  • <dump>
    ファイルシステムをdumpする必要があるかどうか
    0, blank ==> dump 不要
  • <pass>
    システム起動時にfsckチェックを行うかどうか
    0 ==> チェックしない
    1 ==> ルートファイルシステムでチェックを行う
    2 ==> ルートファイルシステム以外でチェックを行う

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