嫌なことばかり思い出す2010/02/03 20:10

例えば古い音楽を聞いている時とか、布団に入って寝付くまでの数分間とか、いつもの道をいつものように歩いている時とか、そんな時に昔あった出来事を思い出すことがある。古いところでは、小学生の頃のことを思い出すこともある。

古い出来事を思い出すのはいいのだが、それが必ずといっていいほど「嫌な」出来事ばかりなのである。いたずらをされた事とか、いじめられたこととか、他人にひどい迷惑をかけたこととか、そんなことばかりである。
思い出している間は、数分程度の事なのだが、そのあいだは、ひどく落ち込むというか、暗い気持ちになる。

楽しかったり、うれしかったり、感動したりしたこともあるのだが、そんなことは何故か思い出さない。同じ、出来事を共有した友達と一緒だったりすると、昔話として話題になったりするのだか、一人の時には、決して思い出したりはしない。

まあ、一人で楽しかった出来事を思い出してニヤニヤするのも気持ち悪いので、そういった意味では思い出さない方がいいのかもしれない。

俺自身は決して後ろ向きな人間 (かといって、それほど前向きでもないが) ではないと思っているし、古いことを思い出して、それをやり直せるわけでもないのに、「思い出」は嫌なことばかりである。